Product Case Studies
超精密加工事例
シャフト
- 製品名
- シャフト
- 業界
- 産業機械
- アプリケーション
- スピンドル(精密加工機)
- 材質
- SCM415
- サイズ
- φ100×350
- 精度・幾何公差
- 外径真円度1μm、基準面に対する振れ1μm、内径テーパ面の振れ1μm
- 加工・熱処理
- 切削、研削、浸炭熱処理HRC58~62
本製品は、産業機械の中でも特に高い回転精度と剛性が要求される精密加工機用スピンドルとして製作された超精密シャフトです。製品の長寿命化と耐摩耗性を追求するため、浸炭熱処理によって表面硬度HRC58以上を確実に確保していますが、熱処理に伴う素材の歪みを最小限に抑制するために最適な処理手法を施し、さらに後工程の研削取り代を緻密に計算・最適化することで、加工精度の向上と加工時間短縮という相反する課題を解決しました。φ100×350mmというサイズにおいて、加工中の応力解放や熱変位による微細な変形を防ぐため、CNC円筒研削盤で多段階の研削プロセスを構築し、外径真円度1μm、基準面に対する振れ1μmという超精密な幾何公差を実現しています。また、Ra0.15という高度な表面粗さ要求に対し、砥石表面を限界まで平滑にすることで、究極の面粗度を達成しました。特に難易度の高い内径テーパ面は振れ精度1μmという厳しい仕様を満たすために、誤差ゼロを目指した心出し作業を実施しており、当社の熟練技能が製品の品質を支えています。本件は、お客様が当社の技術力に着目して試作依頼をいただいたことがきっかけですが、試作段階で示した高い精度と品質の安定性が高く評価されました。